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吉原 亮

よしはら・りょう
2014年に新卒でSIer企業に入社。2018年に野村総合研究所(NRI)に移り、2021年よりNRIデジタルで、さまざまな業種のアプリ開発やサイト構築に従事。この間に研修の一環で、NRIのコンサルティング事業本部にてコンサル業務を1年間経験した。幼い子どもたちの父親として、家事育児もこなす日々。
 


エンジニアの立場を越えて
責任を果たす姿勢

学生の頃から、自分が関わるものごとに対して責任意識が強かった。今は、家族のために、また、より良いシステムをつくるために、動いている。任された役割一つひとつの責任を果たし、自分が成長することで、社会に貢献できる存在になりたい。

昔から責任意識が強かった

吉原の朝は、ほぼ5時から始まります。3人の子どもを持つ父親として、家では毎日やることが多々あります。
「仕事は18時くらいには終えます。それから保育園へお迎えに行ったり、子どもに夕飯をあげたり。一番上の子は毎日プールにも連れていきます。発達障がいがあるので、夜はしっかり寝かしつけるためです。家事育児と仕事とで、今のところ自分の自由時間はほとんどないかな」
休日は完全オフ。「ワークライフバランスが良いかはわからないけれど」こうした生活リズムが今では自然に身に付いています。

昔から、自分が関わるものごとに対する責任意識が強かったと、吉原は振り返ります。学生の頃からチームのまとめ役を担い、大学時代はメンバー150人を誇る合唱サークルのリーダーも務めました。27歳で結婚して翌年に第一子が生まれると、「自分一人の人生ではない」という気持ちが吉原を動かします。

ものづくりを効率的に進める方法を学びたい

NRIに転職した理由も「家族のために、まずは稼がなければと思った」から。また30代を目前にして、システムエンジニアとしてのキャリアも考えるようになりました。
「転職前の職場では、アプリケーションエンジニアとして技術に携わる面白さを経験できました。しかし関わる案件はすべて、自分で見切れてしまう規模感でした。さまざまな関係者が絡む大規模プロジェクトを経験して、マネジメントスキルや、ものづくりを効率的に進める方法を学びたいと思ったのです」

吉原は、化粧品メーカーが提供するスマホアプリの開発、旅行会社のWebアプリ開発にリーダーとして関わります。自身が携わるプロジェクトごとNRIデジタルに異動した2022年以降は、医薬品販売会社や不動産会社などのWebサイト構築を支援します。どれも大規模かつ、多くの関係者が関わる案件で、吉原にとって期待どおりの仕事でした。

お客さまを理解するためのコンサルティング経験

しかし、プロジェクトの経験を重ねていくうちに、問題意識が生まれます。
「私はアプリケーションエンジニアとして、当たり前ですが、システムしか見てこなかった。開発に携わるうちにだんだんと、お客さまにとって、そもそもこのシステムで本当によいのか、と考えるようになったのです」
お客さまと話すことで、お客さまやエンドユーザーにとって最適なシステムを作りたい、しかし自分がお客さまと対話できるレベルでなければ、お客さまを理解できない。お客さまの悩みをくみ取り、お客さまの立場でニーズをつかむ必要があるのではないか……。
そう考えた吉原は自分で名乗りを挙げ、コンサルティング研修に参加します。NRIのコンサルティング事業本部で1年間、コンサルティング実務を経験する内容でした。
「本部長の推薦が必要な社内研修制度です。コンサルティングの知見をシステム開発に活かしたいと思いました」

システムエンジニアの立場を越えて

コンサルティング業務を1年経験したからといって、すぐに仕事に活かせるものではないものの、仕事に復帰してからは、お客さまとのやりとりや、エンジニア同士のコミュニケーションにおいて、わかりやすく伝えることに意識的になったと吉原は感じています。
「最近はお客さまへ、エンジニアの立場を越えた提案をしています。例えば、お客さまからシステムの要望をいただいたときに『エンドユーザーのことを考えたらこうなりませんか』とお伝えする。お客さまがやりたいことが10ある場合は『その一つを行うとほかの9ができなくなるので、一つは落としてほかを進めましょう』とコスト感を含めて提案しています」

コンサル領域にはみ出してのシステム開発。より広い範囲を見渡して、良いものをつくろうとする吉原の気持ちの根底にあるのは、昔から抱いてきた責任意識です。
「将来に対して、自分がこうなりたいという強い気持ちはないのです。いろいろなお客さまの仕事に携わり、責任を果たす。周囲から期待されて、また仕事を任される。そのサイクルが自分を成長させ、結果、自分が満たされると思っています」