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西田 和博

にしだ・かずひろ
2017年に野村総合研究所(NRI)へ入社。アプリケーションエンジニアとして大手製造業などさまざまな企業のシステム開発に従事し、2021年にNRIデジタルへ。ITアーキテクトとして基盤システムの設計・構築に携わりながら、マーケティングやWebブランディング領域での知見も高めている。
 


チャレンジを後押しする会社で
異能としての価値を発揮

学生の頃から、世の中をより良くする仕事がしたいと本気で考えた。ITアーキテクトとして働く現在、お客さまである企業、その先の生活者が心躍るような価値を届けたい。その実現に向けて、サービスデザイナーになることを目指している。

基盤システムの価値をわかりやすく伝えたい

AI活用によって顧客企業のビジネス価値を高めるエンタープライズIP。システム開発の生産性と品質を高めるエンジニアリングIP。この二つのパッケージソリューション(デジタルIP)の開発を、NRIグループは進めています。西田はITアーキテクトとしてシステム開発に携わりつつ、これらを社内外に浸透させる活動に取り組んでいます。
「まずは社内での認知を広げ、試してほしい。そこで学習コンテンツを作り、オンラインで見てもらえるようにしました。また、社外への訴求を目指してブランディングサイトも立ち上げました。このプロジェクトは私が名乗りをあげて、新入社員2名とで行いました」

本来のエンジニアとしての業務のほかに、こうした活動に携わることに負担はないのかという疑問には、こう答えます。
「私は、お客さまと密接に関わり、お役に立ちたいと思っています。そのためにも、基盤システムに関わる私たちがお客さまにどんな価値を提供できるのか、わかりやすく伝えられるようにしたい。そんな課題意識が、最近はより強くなってきたと感じています」

お客さまにとっての目的を、より意識するようになった

一般的に基盤エンジニアは、技術志向になる傾向があります。一方で西田は、独特な視点で自身をとらえています。
「私は、技術そのものを極めることに、あまり興味がわかないのです。世の中をより良くする手段としてシステムがあり、技術はそのパーツでしかない。技術だけの世界に入り込むと、世の中からどんどんと遠のいてしまうと感じているからだと思います」
西田は長らく、アプリケーションエンジニアとして、電気機器、製薬、不動産など様々な業種でシステム開発に携わってきました。その経験があったことで、基盤の仕事に関わるようになってから、お客さまにとっての目的を、より意識するようになりました。
「当時は、常にお客さまとのやりとりがあり、お客さまを満足させることがミッションでした。NRIデジタルの基盤のチームにおいても、その感度を高めていきたい。それで、マーケティングやブランディングの知識も必要だと考えて、なるべくその領域にも関わるようにしています」

生活者が心躍るような体験価値を届ける

学生の頃から、小さな世界を突き詰めるより、未来を見据えることに興味があったと西田は言います。大学時代は「世の中をよりよくする仕事がしたい」と本気で考え、研究者を目指したものの、実際の研究現場は論文執筆が中心。
「それなら、世の中とより密接に関わる場所にいたいと思ってNRIに入り、アプリケーションエンジニアになりました。お客さまとともに、よりよい仕組みをつくって価値を生み出せれば、モチベーションも高まります」
この経験を通じて西田は「お客さまに大きな価値を提供することで、社会に貢献したい」という想いが強まり、そのために必要なことならなんでも取り組むスタンスです。将来は「サービスデザイナー」になりたいと話します。
「ビジネスの企画だけでなく、マーケティングを理解し、システムやUXもデザインでき、チームも組成して収益を上げる、そんな大きな仕組みを生み出すのがサービスデザイナーです。お客さまと一緒にビジネスをつくり、一般の生活者が心躍るような体験価値を届けたいと考えています」
そのため日ごろの業務も、将来のための土台づくりと西田はとらえています。

異能として、自分ならではの価値を発揮したい

最近、自己研鑽のためにマーケティングの勉強にも取り組んでいます。
「社内には公募制の研修があり、本部長の推薦を得て選抜された者が受講します。最近、これに選ばれて、3カ月のマーケティング研修に参加できることになりました。マーケティングの知識は、私が所属するITアーキテクトのチームに必須ではないでしょう。それでも名乗りをあげたら、通してもらえました」
西田はNRIデジタルを「チャレンジを後押ししてくれる会社」ととらえています。
「基盤システムの仕事をする組織にいながら、ブランディングサイトの立ち上げや、マーケティング研修の受講をさせてもらえるわけですから。西田に、別の領域の知識を身に付けさせたら、もっとパフォーマンスを上げてくれるだろうと、私を信じて後押ししてもらえた。それって、柔軟な会社でなければできないことだと思います」
マーケティングやコンサルティングに関わる他部署への異動を考えないのかという問いに、「所属組織よりも、価値を出すことのほうが大切。だから、今いる場所でこそ出せる価値を提供したい」と返答します。
「ITアーキテクトでありながら他領域をもカバーできる異能な存在となることで、私なりの価値が出せると考えています。今いる場所で、自分らしくのびのびと力を発揮したいと思っています」