NRIデジタル、地域に紐づく多様なデータの契約・統合・活用をワンストップで支援する「Regional Data Platform」の提供を開始
NRIデジタル株式会社(以下、NRIデジタル)は、地域に紐づく多様なデータの収集・統合・活用をワンストップで支援する新サービス「Regional Data Platform(以下、RDP)」の提供を開始しました。NRIデジタルでは、これまで交通、人流、購買、不動産などの地域データ(地域・位置情報に紐づくデータ)を活用した数多くの実証実験やサービス導入支援を行ってきました。
■地域データ活用のハードル
近年、スマートシティ、観光DX、公共交通の最適化など、地域課題の解決に地域データの活用が期待されています。しかし実際の活用現場では、以下のような障壁が存在します。
- 複数サービスとの個別契約が必要で、条件もバラバラ
- 契約手続きの煩雑さやコスト超過により、導入が見送られるケースが多い
- 異なる形式のデータの名寄せ・統合処理が毎回必要となり、手間やノウハウの蓄積が困難
■RDPの特長:データ取得から活用までを統合的に支援
RDPは、これらの課題を解決するための地域データ活用の統合支援サービスです。以下の機能を通じて、地域データの収集・整備・利活用をスムーズに進められます。
●提携ベンダーデータをワンストップ提供
複数のデータベンダーと連携済み。利用者は個別契約不要で、RDPを通じて一括利用が可能です。RDP専用の特別料金プランも一部で用意されています。
●名寄せ・クレンジング処理済みデータの提供
異なるフォーマットのデータについても、住所や緯度経度などをキーに自動で統合・整備。過去の類似プロジェクトの知見を活かした前処理支援も提供します。
●多様な提供形態に対応
データの提供にとどまらず、コンサルティング、ダッシュボード、連携するアプリ・ミニアプリの開発など、利用目的に応じた最適な形態で提供します。

■今後の展望
今後は、対応ベンダーのさらなる拡充に加え、AIを活用した地域データ分析機能の強化も予定しています。当社は、RDPを通じて、より多くの企業・自治体の地域データ活用の実行支援に貢献してまいります。