「2023年度 人工知能学会全国大会」でAIコンペティション1位解法を発表
2023年6月に開催された「2023年度 人工知能学会全国大会」で、NRIデジタルのデータサイエンティスト小川和広が、AIコンペティション「ブルーカーボン・ダイナミクスを可視化せよ!」(共催:人工知能学会)での1位解法について発表しました。
気候変動問題の解決策の一つとして、沿岸域の海草藻場を再生して炭素を貯留するブルーカーボンが注目されています。しかし、海草藻場を人工的に再生するのは技術的に困難であり、また自然のメカニズムの解明が必要であることから、研究開発が行われています。本コンペティションは、自然界から蓄積したデータを使い、海草藻場が生育しやすい条件を特定するというものでした。
小川は、参加人数1177人、357チーム中の1位を獲得しました。発表の中で、高スコアに繋がった理由を、「GIS(Geographic Information System)※に時間をかけ、約500個の特徴量を生成した。特に海底地形の可視化・数値化に注目した」と振り返りました。発表の様子はNRIデジタル公式YouTubeチャンネルからご覧ください。
※地球上に存在する地形物や事象をコンピュータ上の地図に可視化し、空間データの管理・検索・分析等を可能にすること