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NRIデジタルが求める人材像、採用情報、社員のキャリアインタビューをご紹介しています。

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上杉 冬美

うえすぎ・ふゆみ
2014年に新卒で野村総合研究所(NRI)に入社し、通信事業者向けシステム開発に携わる。2019年に所属部署がNRIデジタルに移ったことで、NRIデジタルの一員に。同年、サンフランシスコで開催されたサービスデザインの研修に参加。3カ月滞在して、デザイン思考とアジャイルの基礎を学んだ。現在は携帯電話の決済システムや、携帯ショップのコンシューマー向けシステムの開発に関わっている。

勉強会や情報ナレッジ共有が盛んな会社で刺激を得ながら、小さな挑戦を続ける

通信業界のお客さまのシステム開発に携わりながら、DX関連技術を活用して多様なプロジェクトに取り組んできた。仕事に直接関係がなくても興味のある技術は自分で学び、少しでも仕事の改善につながる試みは積極的に取り入れる。社内の勉強会やナレッジ共有会、Slackの共有チャネルなどは日々の刺激になっている。
 


勉強しやすく、技術を習得できる環境

NRIデジタルの特長は「勉強会が盛んで、勉強しやすいところ」と上杉は言います。「会社主催の講座やイベント、部署ごとの勉強会、自主グループによる企画など、活発に行われています。周囲の人たちも優秀なので、自分も勉強しなきゃ、という気持ちになります」上杉自身も、これまでUI/UX、アジャイル開発など、DX関連技術を自分で習得しながら、仕事に取り組んできました。
「2019年に、サービスデザインを本場のサンフランシスコで学ぶ研修があって、参加しました。当時の私の業務に直接必要ではなかったのですが、個人的に興味のある分野で、自分がわくわくすることを単純に学びたいと思いました」
ここで習得した技術は、上杉がその後に関わったプロジェクトで役立ちます。
「私がUI/UXに興味があることを聞いていた上長が、あるプロジェクトにアサインしてくれました。携帯ショップにいらしたお客さまが、契約をスマートに行えるようにする、フロント向けのシステム開発でした。この案件では、画面デザインをアジャイル開発で初めて行いました。その際、立ち上げから私が関わってプロジェクトを動かしました」

ほかのチームの仕事の取り組み方がわかる

社内では情報共有も活発で、周囲の人たちがどんな仕事をしているかもわかります。
「社内コミュニケーションツールのSlackには、数多くの共有チャネルが立っています。それをのぞいていると、新規事業開発に率先して取り組んでいる、NRIデジタルの中でも尖った人たちが、普段どんなことを考えて仕事を進めているのかが見えてきます。こんなふうに情報収集し、こんなふうにサービスを組み立てるのかと、参考にさせてもらっています」
NRIデジタルの社員が、顧客との価値共創事例をシェアする社内イベント「Knowledge Talk」も定期的に行われています。
「NRIデジタルの社員が社内で講演をするイベントです。以前にJALの『どこかにマイル』創出に携わった社員(新井朗)の話を聞く機会がありました。新しいサービスをつくるにあたっての心がけなど、私たちより視座がずっと高い。ああ、そんなふうにものごとを見ているのか、すごいなあ、と印象に残っています」

※価値共創: お客さまと共に創造する価値を通じて持続可能な未来社会づくりに貢献していこう、という思い。

イノベーション活動に注力

上杉の部署内でも、それぞれの知見をシェアしたり悩みを相談したりする勉強会が、業務活動として定期的に開かれています。さらに、業務外のユニークな試みとして、イノベーション活動が推奨されています。
「以前、トイレの空室状況が分かるソリューションを開発しました。今取り組んでいるのは、農業を救うためのサービスです。まず、どんな課題があるのかを知るために、農家にヒヤリングに行くことから初めています」
忙しい日々ではあるが、「このような業務外でのイノベーション活動は楽しい」と上杉は言います。

NRIデジタルに向いているのは「新しい挑戦ができる人」

勉強会もナレッジ共有も活発なNRIデジタルという会社に、働く仲間としてどんな人が向いているのでしょうか。上杉は「新しいものを取り入れて試すことに、抵抗がない人」と考えています。
「小さなことでもよいと思います。例えば、開発で使うツールにはいろいろありますが、みな日進月歩で進化していて、便利な機能もたくさん備わっています。そういうものを調べて試して、少しでも改善しながら仕事を進めていく。そんなフットワークの軽さがある人がよいと思います。会社としても、スピーディーに動きながら改善を重ねる仕事スタイルを推奨しています」
上杉がまだNRIで働いていたとき、部署を異動して上司も変わったタイミングで、自分が「完全に、井の中の蛙」だったことに気づいたことがあります。
「閉じられた環境で周囲と同じような仕事をしていると、外の動きを感じづらくなるんです。世の中はどんどん進歩しているし、IT業界での現状維持はただの退化になるので、私自身もいろいろなことを吸収してチャレンジしたいと思っています」

第一次産業の課題をシステムで解決したい

今までは依頼されてサービスをつくる立場だったけれど、今後は自分で企画してサービスをつくっていきたい、と上杉は願っています。
「ゼロからサービスをつくるのでもよいし、これまでの私のキャリアを生かすのでもよいです。今まではサービスデザイン側からのご依頼でシステムを作ることが多かったですが、昨今はシステム部門とサービス部門の距離が近くなっていることを実感しています。ですから、サービス部門側の提案にも携わっていきたいと思っています」
それと、これは漠然とした夢ですが、と上杉は続けます。
「第一次産業が抱える課題を、いつかシステムで解決したいです。私はもともと大学の農学部出身で、農業の分野では効率化できることがまだたくさんあるので、そこにはがゆさを感じています。システムでいつかお役に立てたらと思っています」