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藤田 一樹

ふじた・かずき
2016年に野村総合研究所(NRI)に入社し、大手小売企業向けECシステムの開発に従事。2018年より同業向けのAI発注システムの開発に関わり、データサイエンティストとしてのキャリアをスタート。2022年4月よりNRIデジタルのデータサイエンティストとして、引き続きAI発注システムを担当。システムの高度化や、国内店舗への導入サポートなどを行っている。NRIグループの認定データサイエンティスト。

トップレベルのデータサイエンティストたちとNRIデジタルならではの強みと希少性を発揮

データサイエンスの仕事に関わりたい、という学生時代からの夢を希望した会社・部署で実現させた。現在はNRIデジタルのデータサイエンティストとして、大手小売企業向けのAI発注システムの開発を手掛けている。データサイエンスの技術をビジネスや社会に役立てていきたいという想いで、そのための仕組みやビジネスを模索している。
 


データサイエンスの仕事を希望する形で実現

「自分がやりたいと思うこと」「自分にできること」「会社に求められること」。この3つを満たす仕事ができる人は、ある意味、理想であり稀有だといえるでしょう。藤田は、その理想的な状況をNRIデジタルで実現したと話します。
「データサイエンスが好きで、学生時代は統計解析や最適化技術などを学びました。今は自分の専門分野を生かして、大手小売企業のAI発注システムの開発にデータサイエンティストとして関わり、人々の生活をより便利にするお手伝いをしています」
NRIで働くことも、藤田が望んでいたことでした。
「IT企業というより、いろいろな技術を使って社会をよりよくしていく会社、というイメージがありました。また、NRIグループの企業理念である「お客様の信頼を得て、お客様とともに栄える」に共感していました。大人になって、データサイエンスを武器に社会の役に立ちたいと思ったので、迷わずNRIに就職しました」

自分たちでゼロから作り上げる

NRIは、長らく大手小売企業のシステム構築を支援しています。藤田は、データサイエンスを通じて日本トップの小売企業を支えたいと、関連部署を希望して配属されました。
「最初に携わった仕事はチケット発券などのシステム開発でした。そこで、まずはシステムエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。ただ、データサイエンスに関わりたいと思っていたので、日ごろから周囲に声を上げていました。あるとき、たまたまAI発注システムの案件を紹介され、アサインしてもらったのです」
チャンスをつかんだ藤田は、2018年から開発に関わり、実証実験、本番システムの開発、店舗導入に向けた業務支援などに携わります。そして2022年4月にNRIデジタルに移り、データサイエンティストとして引き続き、AI発注システムの高度化プロジェクトを進めました。
「完全に新しいシステムをゼロから作り上げるものでした。2018年の時点で、この分野に精通した人たちが現場に多数いたわけではなかったので、日々、自分たちでチャレンジを重ね、テストを繰り返し、利用価値を高めてきたという感じです」

高い技術力を持つNRIデジタルのデータサイエンティスト

NRIデジタルに移った藤田は、環境変化により働きやすくなったと話します。
「例えば、技術力の高いメンバーが社内に多数いるので、困ったときに相談したり切磋琢磨したりできます」
多様なバックグラウンドを持つ人たちがいることもNRIデジタルの特長です。コンサルティング会社、メーカー、研究者など、経歴はさまざまです。「多様性があると、型にはまらず、柔軟な発想で仕事に取り組める。一般的に、正解がほぼあるシステム開発と違って、データ分析に関わる業務は、やってみないとわからないことが多々あります。それはつまり、経験年数やポジションに関係なく、多彩な才能がチームを組んで分析力や仮説次第でよい結果を出せるということです」と藤田は言います。

自分で自由に過ごせる時間が増えたことも、仕事のしやすさにつながっていると藤田は感じています。
「私は朝型タイプなので、午前中に集中して、分析の方法を考えるなどの仕事をしています。その時間を生かして前倒し作業もできる。リモートワークも加わり、とても仕事しやすくなって助かっています」

データサイエンティストに必要な4つのスキル

今後は、データサイエンスとエンジニアリングで、ビジネスの最適化を実現する新たなソリューションや組織を作りたいと藤田は話します。
「システムは仕様に従えば作ることができますが、データ分析は、分析自体が目的ではなく、その結果を使ってお客さまに価値を提供することを目指しています。その価値を出す部分には不確実なことがとても多いのです。だから受託型事業より、お客さまとリスクを取り合うJVを設立してビジネスを進めるほうが、データサイエンスには合っていると考えています。こうした考えのもと、新しいビジネスやソリューションを生み出せたらと思っています」。
NRIデジタルのデータサイエンティストは、データサイエンス領域はもちろん、ビジネス領域、システム開発領域に加え、プロジェクトマネジメントの領域でもスキルを備えている、というのが藤田の見解。これら4つのスキルを発揮していくことが、新たなビジネスをつくるには必要であるし、そこにNRIデジタルの強みや希少性がある、と藤田は考えています。