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王 冠群

わん・ぐあんちゅん
中国の上海近郊で育つ。アメリカの大学を卒業し、九州大学大学院でオートモーティブサイエンスを専攻(修士号を取得)。2016年に日本の大手総合電機メーカーに就職した。さらに他メーカーの社内ベンチャー部門に転職して機械学習システムの研究開発に従事。2021年6月よりNRIデジタルのデータサイエンティスト。

ダイバーシティが進む風通しのよい会社で大規模AIシステムの開発に取り組む

前職でAIを活用した製品開発を経験するなかで、大規模なAIシステムの開発に関わりたくなりNRIデジタルに転職した。社内は思った以上に自由な雰囲気で、ダイバーシティが進んでいることにも驚いた。AIに関する自身のスキル・経験を生かして、お客さまに具体的な解決策を提供することに働きがいを感じている。
 


「仕事のやり方は自分たちでつくろう」

野村総合研究所(NRI)という大企業を母体とする会社なら、保守的なところが多少は残っているだろう。そんな構えで入社した王にとって、NRIデジタルの雰囲気は予想外でした。社内の固定化したルールや習慣などを感じることは特になく、業務を遂行する際は、誰もが実際の状況に応じてスピーディーに臨機応変に対応しています。何より印象的だったのは、入社したときの上長の言葉だったと王は言います。
「ベテラン社員からNRIのやり方を学びたい、と上長に話したら『ベテランの手法より、私たちが新しい仕事のやり方をつくりだすことが大切』と言われました。その言葉に感動したのを覚えています」
社内のダイバーシティが想像以上に進んでいたことも、王には嬉しい驚きでした。王が所属する組織のメンバーは数十人。そのうちの多くは中途入社や外国籍の社員で、インド、ロシア、ベトナムなど出身国も多様。家族に会うため一時帰国したいからと、急遽休みを取る社員を大目に見た上長の様子も、王には微笑ましく映りました。

コンサルティング力の重要性を実感

大学院で自動車関連技術を扱うオートモーティブサイエンスを学んだ王は、新卒で日本の大手総合電機メーカーに就職しました。自動車部品のサプライヤーだったその会社のR&D部門で、組み込みシステムのソフトウェア関連技術の研究に従事します。しかし機械学習システムに関わりたくなり、研究開発をするために、他メーカーの社内ベンチャー部門に転職しました。
「機械学習は以前から興味がありました。アメリカの大学で学んでいたときも授業を取っていたのです」
転職した職場で王は、AIを用いた新製品の開発を担当します。技術探索から製品保守まで、製品を世に出すまでのさまざまなプロセスに関わり「たくさんの貴重な経験を積んだ」と振り返ります。
「ただその職場では、これ以上インパクトのある大規模AIシステムを開発するのは難しいと感じるようになりました。大規模プロジェクトを動かすには組織的なサポートが不可欠です。さらに、AIシステムの要件定義をまとめる過程で、お客さまとのやりとりに難航したことがよくありました。このとき、お客さまと一緒に課題を分析して最適なソリューションを探すコンサルティングの力の重要性を痛感しました」
そこで考えたのがNRIデジタルだったと、王は言います。
「この会社なら大規模システムの開発を行える。またコンサルティングとソリューションの掛け合わせによってお客さまとともにビジネスを創出している。とても魅力的な会社だと思いました」

仕事と生活の両面で「今以上によい環境はない」

NRIデジタルに入った王は現在、お客さまに提供するソリューションとして、主に画像処理系のAIアルゴリズムを使ったシステム開発を進めています。また最近は、AI-OCRのアルゴリズムの製品化と、AR/VR技術の研究開発にも携わっています。以前に王が願っていたことは、NRIデジタルで実現しました。
「期待どおり組織的なサポートを得ています。だから自分の開発に集中できて、働きやすい。同じチーム内で、わからないことを相談したり学び合ったりもできます」
これまで王が培ってきた機械学習アルゴリズムに関わる知識とシステム開発の経験。これらを生かして、お客さまの抽象的な課題を読み解き、具体的なソリューションを提供する。そこに大きな働きがいを王は感じています。

家庭では最近子どもが生まれ、プライベートな時間のほとんどを王は育児に当てています。
「でも裁量労働制とテレワークのおかげで、柔軟にワークライフバランスが保てています。その点も満足しています」
中国、アメリカ、そして日本での生活経験がある王にとって、「海外と接点を持って仕事をしたい」気持ちはあるけれど「仕事と生活との両面で、今以上によい環境はない」と王は感じています。
「目下の目標は、高度なAIアルゴリズムIP創出・展開によって、インパクトのある大規模システムの開発に関わること。NRIデジタルで、そのチャレンジができたらと思います」